建築コラムvol.22「湯河原の注文住宅では温泉引き込みも夢じゃない?温泉付き住宅の魅力と注意点」
こんにちは!エス・シーリビングです。
「湯河原で注文住宅を建てるなら、温泉を引き込みたい」と思う方は
少なくありません。
自然豊かで温泉地として有名な湯河原では、「自宅で温泉に浸かる」と
いう夢を叶えることが可能です。
しかし、実際に温泉付き住宅を建てるには、魅力だけでなく注意すべき
点も多くあります。
この記事では、湯河原で注文住宅に温泉を引き込む方法や費用、メリット
・デメリット、注意点まで詳しく解説します。
「温泉付きの家って本当に建てられるの?」「維持費はどのくらい?」
「どんな手続きが必要?」といった疑問を持つ方に向けて、実際の施工
事例や地域事情を交えながらお伝えします。
湯河原で理想の注文住宅を検討している方、温泉のある暮らしに憧れて
いる方、癒しと快適さを兼ね備えた家づくりをしたいご家族は、
ぜひ最後まで読んでみてください!
目次
- 湯河原で温泉引き込みが可能なエリアとは
- 注文住宅で温泉付き住宅を建てる魅力
- 温泉引き込みにかかる費用の目安
- 温泉付き注文住宅の注意点とデメリット
- 湯河原で温泉付き住宅を建てる手続きの流れ
- 温泉付き住宅におすすめの間取りと設備
- 湯河原で温泉引き込みが叶う注文住宅会社選び
- まとめ
1.湯河原で温泉引き込みが可能なエリアとは
湯河原町は神奈川県の西端に位置し、古くから温泉地として知られて
います。
しかし、どのエリアでも自由に温泉を引き込めるわけではありません。
実際に温泉引き込みが可能な地域は、分譲地として源泉を所有している、
または湯河原町が管理する温泉本管前面道路に敷設されていて温泉供給
会社と供給契約が出来る区域に限られます。
主に温泉引き込みが可能なエリアとしては、
・宮上(みやかみ)エリア
・宮下(みやした)エリア
・土肥(どい)エリアが挙げられます。
これらの地域では、上記の様な、一定の条件を満たせば個人住宅への
温泉引き込みも可能です。
当社で仲介した宮下エリアの土地を購入した施主様が、土地契約時に
「温泉が利用できる」の土地を選び、注文住宅と同時に温泉配管の
工事を進めました。その結果、自宅に居ながら毎晩温泉を楽しめる
暮らしを実現しています。
2.注文住宅で温泉付き住宅を建てる魅力
温泉付き住宅の最大の魅力は、日常的に温泉に入れる贅沢さです。
湯河原の温泉は万葉集にも詠まれ、弱アルカリ性で肌に優しく、
保温効果に優れ、また「傷の湯」とも呼ばれ、打ち身や傷、手術後
の回復が早いことで知られていています。自宅に温泉を引くことで、
リラックス効果や健康面でのメリットも多く得られます。
主な魅力
①癒しの時間を毎日自宅で楽しめる
仕事帰りに温泉へ行く必要がなく、自宅で心身を癒せる環境が整います。
②家族の健康維持にも役立つ
温泉の温熱効果で血行が促進され、冷え性や肩こりの改善にも効果が
期待できます。
⓷資産価値が高い住宅になる
温泉付き住宅はリゾート地では希少性があり、将来的な売却時にも
価値を保ちやすい傾向があります。
④セカンドハウスとしても魅力的
湯河原は都心からのアクセスも良く、週末のリトリートハウスとして
利用する方も増えています。
実際に弊社が手がけたお客様の中にも、「子どもが巣立った後、夫婦
二人でのんびり温泉生活を送りたい」との希望から、平家タイプの
温泉付き戸建を建てた方がいらっしゃいます。
その方は「温泉を引いてから、旅行に出かける回数が減った」と
話しており、自宅がまさに“癒しの宿”になったそうです。
3.温泉引き込みにかかる費用の目安
温泉引き込みにかかる費用は、土地の位置・温泉配管からの距離・
施工方法によって異なりますが、一般的には以下のような費用が
かかります。
温泉権の取得費用 目安金額:約100万円~300万円
引込工事費:約80万円~200万円
温泉使用料:月額25,000円~50,000円
配管維持・清掃費:年間数万円程度
例えば、宮下エリアで温泉引き込みを行ったA様邸の場合、総額
約180万円程度で引き込みが完了しました。
一方、配管から遠い場所や傾斜地などでは、追加の工事費が発生
することもあります。
注文住宅の設計段階から温泉引き込みを検討すれば、配管ルート
を効率化し、コストを抑えることが可能です。土地探しの段階で
温泉が引込み可能か、引き込む場合はどういった経路になるか
などを確認することがポイントです。
4.温泉付き注文住宅の注意点とデメリット
温泉付き住宅には多くの魅力がありますが、維持管理面での注意点
も忘れてはいけません。
①定期的なメンテナンスが必要
温泉成分により配管内に湯垢や硫黄分が付着することがあります。
定期的な洗浄や交換を怠ると、配管の詰まりや温度低下の原因になります。
②温泉使用料・管理費が発生する
毎月の温泉使用料や、場合によっては共有配管の維持費がかかります。
長期的なランニングコストを見越しておくことが大切です。
③温泉権の名義変更や契約に制約がある
湯河原では、温泉供給会社ごとに契約条件が異なり、譲渡や名義変更が
制限される場合があります。
④泉質の変化や供給停止のリスク
源泉の状態や温泉供給本管のメンテナンスにより、一時的に供給が
止まるケースもあります。
あるお客様のケースでは、配管の一部詰まりが発生し、業者による配管
交換工事が必要になったことがありました。定期点検の重要性を実感した
出来事でした。
5.湯河原で温泉付き住宅を建てる手続きの流れ
温泉引き込みを伴う注文住宅の建築には、通常の住宅建築に加え、
いくつかの手続きが必要です。
①温泉引き込み可能な土地の確認
不動産会社や建築会社を通じて、温泉供給エリアかどうかを事前に
調べます。
②温泉権の取得または契約
源泉を管理する会社と契約を結び、温泉利用権を取得します。
③引き込み工事の申請・施工
供給会社への申請を行い、配管工事を実施します。
④給湯設備との接続・試験運転
ボイラーや給湯システムとの連携を確認し、実際に温泉が
出るか試験します。
これらの流れをスムーズに進めるには、温泉付き住宅の施工実績が
ある建築会社に依頼することが重要です。
5.温泉付き住宅におすすめの間取りと設備
温泉引き込みを行う場合、住宅設計の段階で設備や間取りの工夫を
することで快適性が大きく変わります。
おすすめのポイントは以下の通りです。
-
- 浴室を庭側に配置して景観を楽しむ設計
- 脱衣所とリビングの動線を短くして利便性を高める
- 浴室の壁や床に耐湿性・耐熱性の高い素材を採用する
- 給湯器や配管をメンテナンスしやすい位置に設ける
実際に設計したB様邸では、屋外デッキと浴室をつなげることで、
露天風呂気分を味わえる構成にしました。
このように設計段階から“温泉をどう楽しむか”を具体的に考える
ことで、暮らしの満足度が格段に上がります。
6.湯河原で温泉引き込みが叶う注文住宅会社選び
温泉付き住宅は、一般的な住宅と異なり専門知識と地域ネット
ワークが欠かせません。湯河原周辺での実績がある建築会社を
選ぶことが、成功への第一歩です。
特に注目したいのは、
- 温泉供給会社との提携経験があるか
- 湯河原町の条例や申請手続きに詳しいか
- 温泉配管の施工ノウハウを持っているか
の3点です。
弊社では、これまでに多数の温泉引き込み付き注文住宅を
手がけており、土地探しから温泉契約、設計・施工・アフター
メンテナンスまで一貫して対応しています。
まとめ
湯河原の注文住宅では、温泉引き込みを実現することが可能です。
ただし、温泉利用権の取得や維持費、メンテナンスなどの注意点を
理解したうえで計画することが大切です。
温泉付き住宅は、日常に癒しをもたらすだけでなく、家族の健康や
暮らしの豊かさを支える存在となります。
「自宅で温泉を楽しむ暮らしを叶えたい」と考える方は、地域の
特性を知り尽くした建築会社に相談し、自分たちに合ったプランを
見つけましょう。
エス・シーリビングでは、注文住宅のノウハウが詰まった豊富な
プランから選べる、高性能なオーダー住宅を、湯河原・真鶴エリア
にてご提案しています。
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